不動産購入でゴールデンビザを取得した後、実際に住むとなると何にいくらかかるのか。家賃・光熱費・学費・医療・交通の実額と、居住開始時に必要な手続きを日本語でまとめました。「所得税ゼロ」の裏側にあるコスト構造を把握するためのページです。
食費・光熱費・通信・交通・日用品などの合計。家賃は別途かかります。
生活コストの中で最大の項目です。都心と郊外で1.5〜1.6倍の差があります。
| 間取り・立地 | 月額 |
|---|
| 項目 | 金額 |
|---|
ドバイの外国人の子どもは私立校(インターナショナルスクール)に通うのが一般的です。
| 区分 | 年間費用 |
|---|
ドバイでは居住者の健康保険加入が義務です。日本の国民健康保険のような制度はありません。
| 項目 | 金額 |
|---|
数字には出ませんが、住み心地を想像するのに一番役立つ部分です。生活の前提が日本とかなり違います。
夏(6〜9月)は日中40°C超で湿度も高く、徒歩5分以上の移動は正直厳しいレベル。そのぶん建物・車・モールはすべて強力な冷房完備です。11〜3月は20〜30°C前後で快適そのもの。雨はほとんど降りません。
完全な車社会で、日常の移動はドアtoドアの車移動が基本です。タクシー(配車アプリ含む)が日本よりかなり安いので、車を持たずタクシー中心で暮らす人も多くいます。
料金は安いものの路線と駅が限られていて、駅から目的地までの徒歩が夏は厳しいため、日常ではあまり乗らない人が多数派です。ラッシュアワーはかなり混雑します。
週末はショッピングモールで過ごすのが定番。スーパー・飲食・映画館・クリニックまで揃っていて、夏の間は「涼しい公共空間」として機能します。
食事だけでなく食料品・日用品・薬までデリバリーが非常に発達していて、「何でも届く」のが前提の暮らしです。手数料も手頃です。
タワーの下層には小型スーパーが入っていることが多く、日々の買い物は「自宅の下」+デリバリーでほぼ完結します。
ビザ取得後、実際に生活を始めるまでに必要になる主な手続きです。
UAEの身分証。これがないと銀行口座も携帯電話も契約できません。ビザ発給とセットで申請し、健康診断(血液検査・胸部X線)が必要です。有効期限はビザと連動します。
電気・水道はDEWAに申込み、接続料 約1,000〜2,000AED とデポジットが必要。通信はEtisalat または du のいずれかを選びます。いずれもエミレーツIDが必要です。
賃貸の場合はEjari(賃貸契約登録)が必須(約220AED/年)。持ち家の場合はコミュニティ管理事務所で住民登録とアクセスカードの発行を受けます。
居住者はCurrent口座・小切手帳・住宅ローンまで選択肢が広がります。給与振込がない場合は最低残高(目安 AED 25,000〜)の維持が求められることが多いです。
日本の運転免許はUAEの免許に切り替え可能です(試験免除の対象国)。翻訳証明とエミレーツIDが必要。車社会のため、メトロ非接続エリアに住むなら実質必須になります。
1年以上の滞在予定なら海外転出届を提出します。これにより住民税・国民健康保険の対象から外れますが、日本の非居住者になるかは実態で判定されるため、事前に税理士へ相談してください。
ドバイ移住の最大の動機は税制ですが、判断の前に確認しておくべき点があります。
ビザを取得しただけでは日本の非居住者にはなりません。生活の本拠がどこにあるか(滞在日数、家族の所在、資産の所在、職業)で総合的に判定されます。形式だけ整えても否認されるリスクがあります。
一定額以上の有価証券等を保有したまま出国する場合、国外転出時課税(出国税)の対象になることがあります。含み益に対して課税されるため、移住前の資産構成の整理が必要です。
所得税・住民税がゼロでも、教育費・医療保険・家賃で年間数百万円の追加負担が発生することがあります。特に子どもがいる世帯では、税メリットが生活コストで相殺される可能性があります。
ゴールデンビザは対象不動産を継続して所有していることが条件です。売却するとビザの前提が崩れます(「利回り・出口の自由」とのトレードオフ)。取得タイミングは、2026年2月の改定でオフプランなら頭金(10〜20%)+Oqood登記の段階から申請可能になりました(200万AED以上・DLD評価額基準・審査あり)。投資家ビザ(2年)は180日以内に1回以上のUAE滞在も必要です。